痩身剛腕記

劇団唐ゼミ☆ 椎野裕美子のつれづれ

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おかまやさんの懐の深さ

いや、

別におかまやさんに限ったことではないのですが、

懐の大きい人、器のでかい人に、
人々は賞賛の拍手を送るのだな。

と先日『人魚伝説』を見た時に感じ入りました。

ストーリーはこんな感じ。
父、母、祖父、兄弟4人。喰っていくのがやっとの家族。
次男はボクサーチャンピオンだが、
カネの面倒をみているのは水商売の女・ジェニー。
自信家でプライドが高い彼は、ある日、突然片目が見えなくなり
選手生命をたたれてしまう。自暴自棄になり、
最近やっと働くことに目覚め、軌道に乗り出した三男の恋人を
彼の目の前で暴行し、姦す。
三男と恋人がはじめたラーメン屋台も、その事件以来、
彼女一人でやっている。
度々屋台に訪れてはしつこく彼女にからむ次男。
ある夜、次男は屋台の酒を乱暴に飲み、
そのままみっともなく眠ってしまった。

そこへ、男にふられたおかまやさんの長兄が登場。

怒りとやるせなさで充満した三男の恋人に、
長兄は次男の肩越し1万円を手渡す。

「はい、オアイソ」

三男の恋人はおつりを返そうとするが
「いいの、あたし太っ腹だから」と言い放ち、
眠りこけた次男を

「だめな弟をフォローするのが姉のヤ・ク・メ」

と巨体を屈ませ、
次男を肩にかついでさらりと家に持ち帰ってしまった。


客席は大喝采!


お約束の拍手なんかじゃない
まさに自然発生的な心からの拍手が送られた。すごい。
もちろん、あのシーンで喝采が送られるには、
その前のシーンまでの他の役者達の地道な積み重ねがある。
しかし、そうか、やっぱり、
小さなことでイライラしてしまいがちな世の人(自分を含め)は
身体の大きい人の大きい懐を目の当たりにすると喝采を送ってしまうのだなぁ。

なんだかおかまやさんには深い哀愁と
人の痛みが分かってあげられる大きなやさしさがあるような気がする。




はい、




そんなこんなで、また。








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Author:痩身剛腕
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